2022(令和4)年度 龍念寺報恩講法要をお勤めしました

本年も龍念寺報恩講法要を無事にお勤めすることができました。
偏に龍念寺をお支えくださっているご門徒の皆様、ご法要にご出仕いただきました親戚・近隣寺院のご住職様のお陰と深く感謝いたしております。
またご法話を頂戴いたしましたのは東京都中野区浄円寺、芝田正順先生です。重ねて厚く御礼を申しあげます。

本年も若輩者ではありますが住職に代わり導師(お勤めのリーダー)を務めさせていただきました。
お勤めを始めるにあたり「表白(ひょうびゃく)」というこれから行う法要の趣旨を述べる部分があり、その中で「ここに祖師聖人(親鸞)の化導によりて、法蔵因位の本誓を聴く、歓喜胸に満ち渇仰肝に銘ず。しかればすなはち報じても報ずべきは大悲の仏恩、謝しても謝すべきは師長の遺徳なり。」という本願寺第3代覚如上人のお言葉を拝読いたしました。

このお言葉の意味は、直接的には覚如上人が浄土真宗のみ教えを伝えてくださった、宗祖親鸞聖人への感謝の思いを述べられたお言葉です。しかしながら、拝読させていただく私にとっては「親鸞聖人のみならず、龍念寺に関係する数多くの先人方のお陰によって、また今ここに集う皆様方のお力添えによってこのような法要を勤めることができているのだ、感謝の気持ちを忘れてはならないぞ」と、覚如上人にご教示をいただいているような思いで拝読いたしておりました。

当日、お当番さんも含め約40名弱の皆様にお参りいただきました。ご準備等、お手伝いいただきありがとうございました。
背中には、そのご門徒様方の視線を感じながら、また内陣には親戚の叔父たちの視線を感じながら、多くの皆様に支えられていることと、そしてこれからもお寺やみ教えを守り伝えていかなければならない責任感を感じながら、賑々しくお勤めができましたこと嬉しく有難く思うばかりです。

感謝の思いをここに記します。合掌

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